阪神が1日の広島戦(マツダ)に3―4で敗れた。先発・岩貞が4回4失点でKOされ、打線の反撃もあと一歩及ばず。これでマジック点灯間近の首位広島に11ゲーム差となった。そんななか、最近の捕手の起用法について阪神OBたちから金本知憲監督(49)に注文が付けられている。

 1点を追う9回一死一塁から上本が空振り三振。スタートを切っていた一走・西岡は悠々セーフだったが、上本の守備妨害を取られ、併殺で試合終了となった。金本監督が猛抗議したが、判定は覆らず何とも後味の悪い幕切れ。指揮官は「審判の判定だし、ベンチから見えなかった。意図的でなくても結果的に妨害したということだから。また明日頑張りましょう」と厳しい表情で球場を後にした。

 首位広島との3連戦初戦で痛恨の黒星。これで11ゲーム差となり、球団OBからは捕手起用について「なぜ梅野をもっと使わないのか。前半戦良かったときはずっと梅野で勝ってきたんだから」「せっかくオールスターにも出て勉強してきて、これから頑張ってもらわないといけないはずなのに。ずっとベンチでは腐ってしまう」との声が噴出している。

 この日、先発マスクの2年目・坂本は初回に3失点と乱調の先発・岩貞を必死にリードしたが、立ち直らせることはできなかった。確かにリードには定評があり、打撃も成長中の坂本は将来の正捕手候補。しかし、一時は首位に立つ快進撃をみせた前半戦で投手陣をリードし、経験を積んできた梅野にもっと出番があるべきというわけだ。

 6月まではほぼ梅野が先発マスクをかぶっていたが、この1か月は22試合で梅野、坂本ともに先発マスクは10試合。勝敗も5勝5敗とまったく同じ状況。それだけに「チームの負けが込んでくるとベンチはどうしても動きたくなるのかな…。育てるならば、もう少し梅野で我慢してもらいたいけど」と別の阪神OBも言う。勝ち続けるしかない阪神だが“正捕手問題”は大きな課題となりそうだ。