第99回全国高校野球選手権大会(7日開幕)の出場校による甲子園練習2日目の2日に登場した三本松(香川)が“清宮効果”で旋風を狙っている。

 三本松は6月18日に香川・レグザムスタジアムで行われた招待試合で、怪物スラッガーの清宮を擁する早実に2―0で勝った。エースの佐藤(3年)は5安打完封ショー。清宮には2安打を浴びたものの、6回には三球三振に打ち取った。ナインは、この“金星”をきっかけに、24年ぶり3回目となる夏の甲子園切符をつかんだ。

「ベストメンバーの早実に勝ったことで、勝手に風格や貫禄がついたのかなと思う。あの日から他校の僕らを見る目が変わった。相手が『あいつらが早実に勝った三本松か…』と警戒したり萎縮して、こちらが精神的優位に立てたことが大きかったと思います」(ある選手)

 接戦になった香川大会準々決勝・高松商戦(7―6)、準決勝・大手前高松戦(6―5)では「俺らは、あの早実に勝ったチームだ。負けるわけがない。絶対に勝てる」(別の選手)と暗示をかけた。佐藤も「ピンチの時は早実戦を思い出して、自分を鼓舞した」という。

 ナインの一人は「清宮君もそうだったが、自信に満ちあふれた選手はオーラがある。そのオーラは相手をのみ込んで、自分に有利な空気をつくり出す。それを早実の選手たちから学ばせてもらった。早実に勝っていることで全国大会でも相手が変に意識してくれると思うので、そこはうまく利用して戦いたい」と意気込む。早実がくれた自信を胸に、聖地で大暴れしようというわけだ。

 この日は、全選手が初の甲子園ながら堂々とした立ち居振る舞いで練習に臨み、はつらつとしたプレーを披露。「早実と、もう一度戦いたかった。彼らの思いも背負って戦いたい」と三本松ナインは腕をぶしている。