第99回全国高校野球選手権大会(7日から15日間、甲子園球場)の組み合わせ抽選会が4日、大阪市内で行われた。センバツ覇者・大阪桐蔭(大阪)を筆頭に、初出場6校を含む49代表の頂点を決める群雄割拠の戦いがスタートするが、真紅の優勝旗を手にするのはどこか。優勝の行方を占った。

 大本命は史上初となる2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭(大阪)だ。U―18日本代表候補の藤原をはじめ、山田、中川、根尾ら“最強2年生”が並ぶ打線はさらにパワーアップ。投手陣も同じくU―18代表候補のエース徳山(3年)を中心に安定感を増し、公式戦24連勝の無敵ぶりを発揮している。「さらに高い山を登らないといけない。挑戦したい」と闘志を燃やす西谷監督。偉業に向けて隙は見当たらない。

 対抗は圧倒的な攻撃力を誇る横浜(神奈川)だ。主砲でU―18代表候補の増田(3年)は県大会5本塁打で4戦連発中のスラッガー。早実・清宮不在の今大会で、最も注目を集める存在だ。長南(2年)、山崎(2年)も長打力で続き、2年生エース左腕の板川、及川(1年)らの投手陣をもり立てる。同じくU―18代表候補の主将・福永(3年)をまとめ役に1998年以来の頂点を狙う。

“4度目の正直”に燃えるのは秀岳館(熊本)。3季連続で4強入りしながら準決勝の壁に阻まれてきた。U―18代表候補のエース川端(3年)、田浦(3年)のダブル左腕が健在。打線は竹輪(3年)が県大会で打率7割6分2厘と打ちまくり、グレードアップを遂げている。第4日第2試合で横浜と対戦するが、難敵撃破なら波に乗れるはずだ。

 平元(3年)―中村(3年)のU―18代表候補バッテリーを擁する広陵(広島)も総合力はトップレベルだ。平元は最速146キロの速球とスライダーが持ち味。打線も高田誠(3年)、加川(3年)の県大会「5割コンビ」がクリーンアップを形成する。第4日第1試合でいきなり強豪・中京大中京(愛知)と激突。強打線を相手に持ち前の守りの野球を実戦し、悲願の夏制覇に向かいたい。

 他にも激戦区の西東京大会で日大三、早実を退けた東海大菅生もトップレベル。昨夏覇者の作新学院(栃木)、大型左腕・山下(3年)擁する木更津総合(千葉)、名門・明徳義塾(高知)も機動力野球で虎視眈々と上位をうかがう。