【アリゾナ州フェニックス11日(日本時間12日)発=青池奈津子】ドジャースのダルビッシュ有投手(30)は10日(同11日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦で移籍後2度目の先発マウンドに上がり、5回を5安打2失点(自責2)。2試合連続となる2桁10三振を奪い、球数は106。チームは8―6で逃げ切り、移籍後2勝目、今季8勝目をマークした。

 この日は自己最速タイの159キロをマークしたが、ボール先行が多く、制球が最後まで安定しないピッチング。それでも26本塁打、90打点をマークしている4番のゴールドシュミットに対しては、3度の対戦で3つの三振を奪った。

 ダルビッシュは「スピードガンを見たら99(マイル=約159キロ)出ているから、めちゃくちゃ調子いいと思い過ぎて腕を振っていって、ちょっとバランスが崩れた。こういう(大量援護を受けた)試合展開だったら、もちろん投手としては楽です」と苦笑した。

 一夜明け、ロサンゼルスの地元紙は「いつもよりキレがなかった。チームはダルが少しでも楽になるようにと、得点のサポートをしてきたが、それを難しくしたのはダル本人。キレとは程遠く、たった5回で106球も投げたが、それでもチームは勝った」(オレンジ・カウンティー・レジスター)、「明らかに不完全なダルの苦戦にもかかわらず、ドジャースは勝利」(ロサンゼルス・タイムズ)などと辛口だったが「調子がベストでない時でも5回を投げ切って10奪三振。勇気をもらうよね」と、試合後にロバーツ監督が語ったように、いい結果を積み重ねて信頼をつかんでいきたいところだ。