西武は15日、都内で会見し、球団の埼玉・所沢移転40周年記念事業計画を発表。総額180億円をかけて2021年春の完成を目指す、本拠地メットライフドームエリアの改修計画を明らかにした。

 後藤高志球団オーナー(68)が語った改修計画の柱は「球場のボールパーク化」と「育成強化」の2点だ。球場改修の目玉は現在のメットライフドームのバックネット裏、ボックスシートを19年オフから3期に分けて行う大規模改修。空調の効いた室内で約430人を収容するVIPラウンジを新設し、ラウンジ前のグラウンドレベルに150席の砂かぶり席を設置するなど収益力をアップさせるという。

 また、育成の拠点である西武第二球場周辺も大改修工事を行う。築36年を超え、10月の清宮面談では父であるラグビートップリーグ「ヤマハ発動機」監督の克幸氏(50)から施設の老朽化を指摘されていた若獅子寮、室内練習場の新設を来年6、7月をメドに着工。19年6月の完成を目指すという。

 新たな寮は現在のB駐車場に建設され、4階建て28室で、トレーニングルームも設けられる。併設される室内練習場は外観54×54メートルでブルペン5レーン、バッティングレーンも4レーンを新設する。

 後藤オーナーは「2008年、(所沢移転)30周年の米国出張でヤンキー・スタジアム、ボルティモア(カムデンヤーズ)等を視察して、いずれボールパーク構想を実現させようと志を持っていた。計画が具体化したのは3年前くらい。今回の清宮君の話に触発されたわけではない」とした。

 その上で「これだけのものが実現したあかつきには、選手にとって魅力的なものになる。一連のバリューアップで(FA)流出阻止の大きな役割を担ってもらいたい」とも話した。