清宮世代のライバル物語が幕開けだ。ソフトバンクの新入団選手発表会見が7日、福岡市内で行われ、ドラフト1位右腕・吉住晴斗投手(17=鶴岡東)が同期に宣戦布告した。日本ハム1位の清宮幸太郎内野手(18=早実)、ロッテ1位の安田尚憲内野手(18=履正社)らの「外れ外れ外れ1位」は門出の席で「打倒清宮&安田」を掲げた。

 同じパ・リーグに入った同世代のトップ2に対し、吉住は強烈なライバル心をのぞかせる。入団会見で対戦したい選手を尋ねられると「清宮と安田と勝負したい。追い込んでストレートで抑えたい」と即答した。

 12人しかいない「花のドラ1」の1人だが、前評判は決して高くなかった。吉住自身が「正直、支配下で入れればいいなと思っていたので、1位なんて想像もしていなかった」と言うように、ドラフト会議の経緯は本人も予想だにしない展開だった。ホークスはまず7球団競合で清宮を指名。抽選に敗れると次に安田を狙ったが、これも外して“三度目の正直”で仙台大の馬場(阪神)を指名。だが、ここでも運に見放されて「外れの外れの外れ1位」で吉住を指名した。

 清宮と安田は「テレビで見るだけ」という存在だったが、ドラフトの経緯が特別な感情を芽生えさせた。「球団はいろんな考え(戦略)があって清宮と安田の2人を最初と2番目に指名したと思う。でもそこで外したから僕が繰り上がった。そこに運命を感じるし『清宮と安田の外れ』というところに特別な思いもある。だから、会見で2人と対戦したいと言ったんです。将来『あの時、清宮と安田じゃなく吉住が獲れてよかった』と言ってもらいたいし、そうなれるように努力しないといけない」

 最速151キロ右腕の下克上なるか。「外れ外れ外れ1位」の反骨心が見ものだ。