ダイヤモンドバックスは22日(日本時間23日)、オリックスから海外FA権を行使してメジャー移籍を目指していた平野佳寿投手(33)と2年契約で合意したと発表した。米メディアによれば2年総額600万ドル(約6億8000万円)。平野は球団を通じ「ダイヤモンドバックスはチャンピオンになれるチームだと信じている。その目標達成に貢献したい」とコメントした。今季のダイヤモンドバックスはナ・リーグ西地区2位でワイルドカードに勝ったが、地区シリーズでドジャースに敗退。オフには今季39セーブの守護神ロドニーがツインズに移籍し、手薄になった救援陣に平野が加わることになる。

 33歳ながら、平野のフォークに対するメジャーの評価は高く、複数の球団が獲得に乗り出していた。近年のメジャーでは中継ぎの役割が重視される風潮にあり、加えて同じフォークが武器の上原(カブスからFA)の成功例も高評価につながった。

 一方で厳しい見方もある。あるメジャー関係者は「上原との決定的な違いはスピンとコントロール。回転数、キレ…。それが平野にはない。スピードボールも今のメジャーの右の上手投げは平均95マイル(153キロ)。平野は92マイル(148キロ)しかない。工夫していかないと慣れられるのは早いだろう。長丁場で持たない。最初はよくてもシーズン中盤にはつかまるケースが出てくるだろう」と指摘した。

 平野は「相手が僕のことを知らない、というのが強みです」と張り切っており、そんな見方を吹き飛ばせるか注目だ。