いよいよ大願成就なるか。松山英樹(25=LEXUS)のメジャー初制覇に期待が高まる「全英オープン」は20日に開幕。松山は今季2勝を挙げて世界ランキング2位まで浮上し、先の「全米オープン」では2位と、快挙にあと一歩に迫った。

 舞台は9年ぶりの開催となるロイヤルバークデールGC。松山が有力な優勝候補であることに、もはや異論を挟む余地はない。毎試合恒例となっている米ツアー公式サイトの優勝予想では6位にランクイン。パーオン率8位などのデータに加えて「全米オープン2位で冷却期間は終わった」と評価されている。

 優勝予想のトップ3はメジャー2勝のジョーダン・スピース(23=米国)、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(33=同)、4月の「マスターズ」を制したセルヒオ・ガルシア(37=スペイン)。さらにリッキー・ファウラー(28=米国)、ジャスティン・ローズ(36=英国)が続く。

 英大手ブックメーカーのオッズでは松山が9番手の23倍。D・ジョンソンが15倍で本命に推され、スピース、ファウラーが17倍と米国勢が並ぶ。いずれも松山を有力視しているとはいえ、評価は低いとすら感じてしまう状況だ。

 実際、ライバルたちは必ずしも、ここまで順調にきていない。世界ランク上位6人のうち、D・ジョンソン、ローリー・マキロイ(28=英国)、ジェイソン・デイ(29=オーストラリア)の3人が2試合連続予選落ち中で調子は上がっていない。

 対する松山は「全米オープン」に続いて出場した2週前の欧州ツアー「アイルランド・オープン」で14位。事前にリンクスコースを経験し、いい流れでメジャー第3戦を迎える。

 ロイヤルバークデールGCで行われた前回2008年大会の優勝スコアは通算3オーバー。今年も2日目からの雨予報に加え、秒速10メートルを超える風が予想されている。厳しい戦いになりそうだが、それを乗り越える力は十分にあるはずだ。