ノルディックスキー・ジャンプ男子のレジェンド、葛西紀明(45=土屋ホーム)が20日、スロベニア合宿から成田空港に帰国した。現地では5か所11基のジャンプ台で練習。今年は合計40本と例年の3倍近いジャンプを飛び「最高のトレーニングができた」と声をはずませた。

 45歳にして進化も止まらない。葛西はスキー板について「ちょっと短くしてみた」と話し、従来の249センチから2センチ短い247センチにした。斉藤智治ジャンプ部長(60)は「今のジャンプは抵抗を少なくして、早くマキシマム(落下に入る直前の地点)にいかなくちゃいけない。その間でジャンプの良しあしが決まっちゃう。今、世界的にも短くしていますね」。

 大ベテランの葛西は道具においても貪欲に最先端を導入する一方、スキー板を短くするには体重も減らさなければならない。試合で247センチの板を使うには、昨季ベストから500〜600グラムの減量が条件となるという。葛西は「厳しいですね…」と顔をしかめたが“平昌仕様”で新シーズンに臨む。