【ハンガリー・ブダペスト23日(日本時間24日)発】水泳の世界選手権第10日、競泳の女子100メートルバタフライ準決勝で池江璃花子(17=ルネサンス亀戸)が56秒89の全体4位で突破し、24日の決勝に進んだ。

 準決勝の目標タイムは57秒0台。だが、池江の体はより鋭く反応した。「それ以上に速く泳げたので、感覚が良かった。準決勝で自己ベストに近いタイムを出せた」。自身の持つ日本記録に0秒03に迫る好タイムに驚き、笑顔をみせた。

 昨夏のリオデジャネイロ五輪では日本新3連発で5位入賞を果たした得意種目だが、今季は調子が上がらず、不安を抱えたまま決戦の地へ乗り込んだ。それでも予選を57秒45の全体4位につけると、勢いがつき、準決勝はさらに加速した。

 準決勝のタイムでは上位3人と差があり、表彰台には日本記録の更新が必要。リオ五輪銀メダルで同じ年のペニー・オレクシアク(17=カナダ)も全体5位から逆転を狙っている。メダル争いはシ烈だが、池江は「結果に期待しつつ、決勝では得意なところを生かしたレースをしたい」と言葉に力を込め、復調の確かな手応えを感じていた。