日本卓球界の神童・張本智和(14=エリートアカデミー)への“待遇”がさらにアップした。27日、神奈川・川崎市内に完成した木下グループ卓球部の練習場が披露され、同社とスポンサー契約を結ぶ張本は、同社所属のリオデジャネイロ五輪メダリストの水谷隼(28)とのエキシビションマッチに出場。シングルス対決では、5〜6月に行われた世界選手権個人戦(ドイツ)で張本に敗れた水谷がリベンジした。

 水谷の意向を受けて作られた卓球場は、超豪華のひと言。1台数十万円する五輪仕様の卓球台が4台置かれ、すべてメーカーが異なっている。「台は会場によって違う。それぞれ球の弾みが違って、滑ったり止まったりする。種類が多いと試合前にしっかり調整できる」(水谷)。国際大会仕様のカーペットや照明はもちろん、数百万円する酸素カプセルやトレーニング器具も設置され、世界でも類を見ないハイレベルな施設となっている。

 普段はエリートアカデミーという世界屈指の練習拠点で練習している張本は、さらにこの豪華施設も自由に使えるというぜいたくな立場になった。中国でも合宿を行い、トップ選手のみが参加できるT2アジア太平洋リーグに参戦と海外でも天才少年はモテモテ。14歳ながら、何一つ不自由なく卓球に打ち込む環境が整った。

 この日は長らく世界のトップで活躍する水谷から「世界で優勝することも現実味を帯びてきた。僕らトップは脅威に感じている。今後はチームメートとしてさらに強くなってほしい」とエールを送られた。「ここでたくさん練習できれば。2020年東京五輪で金メダルを取れるよう頑張りたい」と話した張本の成長はさらに加速しそうだ。