水泳世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)の競泳でメダルを獲得した6人が1日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで帰国会見を行った。期待された萩野公介(22=ブリヂストン)は男子200メートル個人メドレーでの銀メダル1個に終わり、瀬戸大也(23=ANA)も400メートル個人メドレーと200メートルバタフライで銅メダルどまり。日本の両エースが揃って“不発”に終わった。

 日本代表の平井伯昌監督(54)は女子200メートル個人メドレー銀メダルの大橋悠依(21=東洋大)らの名前を挙げて「新たなメダリストが生まれた」と収穫を強調する一方で「当初の目標に掲げていた複数の金メダルを達成できなかったのが一番残念」と総括。日本の金メダルはゼロだったが「力負け。向こう(海外勢)が上がっているというより、こちらが伸びていない。世界記録を目指していないと金メダルは取れない」と力説した。

 平井監督は日本競泳陣全体の底上げのため、かねて温めていたプランを実行に移す構え。「例年は夏のシーズンが終わるとナショナルチームを解散して日本選手権(翌年春)までは個々の所属での強化だった。解散せずに合宿を下半期もやる」と明かした。いわばサッカー日本代表のようなナショナルチームの“常設化”ともいえる計画だ。

 その他にもナショナルチームの合宿にジュニア選手を参加させることや、萩野と瀬戸を夏以降も同一レースに出場させて競わせることなどが検討されている。

 2020年の東京五輪まであと3年。世界との差という厳しい現実を突きつけられた日本は、ここから巻き返せるのか。