日本水泳連盟は8日、都内で常務理事会を開き、シンクロナイズドスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチ(66)の2020年東京五輪までの続投を決めた。

 従来は1年ごとの契約更新だったが、長期的な強化を図ることが狙い。ハンガリーで行われた世界選手権ではライバルのウクライナに競り負け、チーム・テクニカルルーティンの銅メダル1つに終わった。坂元要専務理事(62)は「今回はちょっと思い通りにいかなかったので危機感が強い。ウクライナの成長は著しい」と語気を強めた。

 東京五輪では現状を踏まえ、銀メダル獲得を目標にする方針がすでに発表されている。井村氏は帰国後、チームの大型化が必要との考えを示した。また、ロシアや中国に比べ、日本の選手は関節が硬いとの報告もあり、体操代表のトレーナーに助言を受けながら改善を図るつもりだ。

 先の世界選手権で屈辱の金メダルゼロとなった競泳についても、強化プランの修正を図ることを確認した。「一つ(の指標)に世界ジュニア記録があって、国内では池江(璃花子)さんとか出してるけど、肝心なところで出せないと意味がない。銀メダル4個も金メダルに近いか精査しないといけない。ちょっと甘く見ていたかもしれない」(坂元氏)

 水泳は本腰を入れ“お家芸”の再建に取り組んでいく。