スノーボード・ハーフパイプ男子の平野歩夢(19=木下グループ)が“別人”になって悲願の金メダル取りに挑む。

 22日、全日本スキー連盟は都内で会見し、平野ら12人の平昌五輪代表内定選手を発表した。ソチ五輪銀メダルの平野は本番の技の構成について「思い描いているものもありますけど、それ以上の、決めたら確実に金メダル取れるような圧倒的な滑りをしたい。そこに後悔は残したくない」と話し、並々ならぬ闘志を燃やした。

 4年前はまだ15歳。右も左も分からないまま五輪を迎えた。あれからさまざまな経験を積み「だいぶ進化している。その時と比べると、全然変わっている」と自信をのぞかせた。

 どこが変わったのか。皆川賢太郎競技本部長(40)はその成長ぶりについて「単純にアスリートになったと思います」と目を細める。平野の変身ぶりを実感したのは夏に会った時だ。「そんなに言葉で主張するタイプじゃないけど『任せてくれて大丈夫です』とか『自分できちっと調整します』とか、断言することが非常に増えた。自覚を持ってないと、なかなかそうは言えない」

 あどけない少年の姿はなく、力強い言葉の節々から日本の大黒柱としての責任感が漂った。今季はW杯で連勝するなど好調だが、平野は「自分の絶好調のタイミングを五輪にもってこれればいい」とキッパリ。視線は表彰台の頂点だけをとらえている。