日本代表FW本田圭佑(31=パチューカ)が、“ツイッター禍”でピンチを招きそうだ。

 18日に行われたパチューカ(メキシコ)入団会見を終えてから生コメントを発していないが、ツイッターでは“舌好調”。25日は指導者ライセンス制度について「指導テストなど別に必要ない。必要最低限のルールテストで合格すればS級を渡すべきで、その方が絶対にサッカー界にとって有益なんです。そもそも指導法に正解なんてないんですから。1人では何も変えられないので皆でルールを変えましょうよ」と訴えた。

 3度の研修や指導実践試験など取得まで約1年を要する公認S級ライセンス(Jクラブを指揮するために必要な資格)への批判。眉をひそめたJクラブ幹部はこう話す。「この勢いでパチューカに物申すのはやめたほうがいい。ロシアW杯に向けた大事な時期に不満分子扱いされて干されてしまう可能性もある」。確かに、ACミラン時代の2015年10月にはクラブ批判を展開するなど何度となく舌禍騒動を起こしてきただけに、不安は募る。

 すでに兆候もある。足に故障を抱える本田についてパチューカのディエゴ・アロンソ監督(42)は23日の試合後に「3〜4週間の離脱を強いられそうだ」との見通しを語ったが、その翌日に本人は英語で「予想していたより早く復帰できると思う」と異なる見解をツイートした。

 チーム批判ではないものの、欧州でプレー経験のある元選手は「海外の監督は、選手がSNSなどで勝手に情報を表に出すのを嫌がる人も多い。しかも監督が言ったことをすぐに打ち消すような内容になると(監督が)怒っても不思議はない。今後の関係にも影響する可能性はあるのでは」と指摘した。新天地でも変わらぬ率直な物言いは、指揮官やクラブとの間に想定外のあつれきを生む危険性をはらんでいる。