スペイン1部バルセロナが2日、ブラジル代表FWネイマール(25)が同クラブで今後プレーしない意思を示したと発表した。ネイマールはフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)と移籍交渉を続けており、フランスメディアなどはチームメートにも別れを告げたと報道。退団は決定的で、移籍金はプロスポーツ史上最高額となる2億2200万ユーロ(約291億円)とみられる。

 ネイマールは2013年にブラジル1部サントスからバルセロナへ移籍。14〜15年の欧州チャンピオンズリーグ(CL)で大会最多タイの10得点を挙げるなど活躍してきた。

 一方、バルセロナでは絶対的エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(30)に次ぐ“準エース”の立場で、チーム内での扱いに不満を抱いているともささやかれた。その間隙を突いたのが、近年豊富な資金力で大物選手を獲得してきたPSG。現在の年俸1500万ユーロ(約19億5000万円)から倍増の3000万ユーロ(約39億円)の5年契約という超破格オファーを出し、世紀の移籍劇の実現まで秒読み段階に入った。

 ネイマールの退団はバルセロナの大幅な戦力ダウンとなるが、各方面にも波紋が広がりそうだ。「ネイマールの人気はメッシ以上とも言われている。スポンサー契約を結んだばかりの楽天にとっては痛いのではないか」と大手広告代理店関係者は指摘する。楽天はバルセロナと昨年11月に総額360億円に上るスポンサー契約を結んだが、絶大な人気を誇るネイマールの退団はクラブの広告価値に少なからず影響を与える可能性もある。

 電撃移籍がサッカー界にもたらす衝撃は計り知れない。