「まだまだ、手に届かないと思っていた」。今年の青森ねぶた祭で、初めて最優秀制作者賞に輝いた女性ねぶた師の北村麻子さん(34)が受賞発表から一夜明けた6日、心境を語った。第6代ねぶた名人の隆さん(69)を父に持ち、2012年のデビュー以来、父の背中を追いながらも、気負わず、ねぶた作りに情熱を注いできた。6年目で悲願を成し遂げ、運行団体も最高賞のねぶた大賞を受賞。二重の喜びと偉大な先人が紡いできた賞の歴史と重みをかみしめながら一層の精進を誓った。【写真説明】ねぶた大賞、最優秀制作者賞の額が掲げられた大型ねぶた「紅葉狩」の前に立つ麻子さん(中央)。「ねぶたが喜んでいる」と笑顔を見せた=6日、青森市のラッセランド