重賞初制覇を目指すタートルボウル産駒ヴェントヴォーチェ

 2番人気に推された函館スプリントSでは速い流れを追走するのに苦労し、直線で差を詰めるだけに終わったヴェントヴォーチェ。とはいえ2着とは0秒1差で、着順(7着)ほど負けていない。直線競馬は3歳時に勝っており、ここは巻き返しに期待したい。

 母のランウェイスナップ(父ディスタントヴュー)は中央16戦0勝、兵庫4戦2勝。これまでの産駒に目立った活躍馬はいない。ヴェントヴォーチェを出産後に死んでおり、ヴェントヴォーチェが最後の産駒となる。

 祖母クリアーパス(父エーピーインディ)は米3勝。産駒に信濃川特別など3勝を挙げ、新潟記念で5着したプティプランセスがいる。このプティプランセスからはダート1800メートルの未勝利戦を8馬身差で圧勝したほか、新涼特別など3勝したウォータースペース、中山大障害5着のヒロノタイリクが出る。

 曽祖母マセイクは米GⅢハニームーンHの勝ち馬で、米GⅠハリウッドオークス3着。産駒にダイヤモンドS4着のストレイラルホークがいる。

 一方、父のタートルボウルはノーザンダンサー系ディームダイヤモンドの産駒で仏GⅠジャンプラ賞の勝ち馬。代表産駒は中山金杯など重賞3勝のトリオンフ、ダート交流重賞3勝のアンデスクイーンとなる。

 17年に心不全で急死しており、日本ではわずか5世代しか残せなかった。先週の中京記念ではベレヌスがタートルボウル産駒としては20年4月のアーリントンC(タイセイビジョン)以来となる中央重賞勝ちを果たしている。ヴェントヴォーチェもこの流れで重賞初制覇といきたいところだ。

著者:東スポ競馬編集部