[GⅢレパードステークス=2022年8月7日(日曜)3歳、新潟・ダート1800メートル

 レパードSの「レパード」は英語で「豹(ひょう」の意。イギリス王室の紋章である盾の脇に描かれている獅子で、ユニコーンと対をなす動物とされている。同じ3歳ダート重賞であるユニコーンSから派生したレース名だ。

 ただ、同じ3歳ダート重賞でもユニコーンSとは少し〝色〟が違う。のちのGⅠ馬がズラリと名を連ねるユニコーンSに対して、過去10年のレパードS優勝馬でのちにGⅠを勝ったのは(今のところ)2012年ホッコータルマエのみ。一線級が大目標とするジャパンダートダービーの後、しかも酷暑の中のレースといった要素がメンバーレベルに影響を与えているのか?

 24年からは地方を舞台にした〝3歳ダート3冠ロード〟もスタート。今後、このレースがどういう立ち位置になっていくのか、そろそろ大物誕生を期待したいところだが…。

前走で連勝はストップも主役の座は譲れないハピ

 その可能性を感じさせるのが、ハピ(牡・大久保)。ジャパンダートダービーで4着に敗れて連勝はストップしたものの、前残りの馬場&展開の中で外を回って小差4着なら悲観する敗戦ではあるまい。今回も前半のポジショニングはカギとなるが、近10年で3勝を挙げるJDD経由組だけに最も注目すべき一頭だろう。

 ラブパイロー(牝・大和田)は、関東オークス2着。いかに気分良く運べるかが、勝負の分かれ目となる。ダートで世代上位の力があるのは間違いなく、2010年ミラクルレジェンド以来の牝馬Vを狙う。

 昨年のメイショウムラクモがそうだったように、古馬相手の2勝クラス勝ちはここでの好勝負のひとつの目安となる。カフジオクタゴン(牡・矢作)は、タフな流れを積極策から押し切っての3馬身差V。また、ホウオウルーレット(牡・栗田)は、コースレコードと同タイムで豪快な差し切り勝ちを収め、タイセイドレフォン(牡・西村)も1秒3差の独走Vといずれもインパクト十分の勝ちっぷりだった。連勝中の牝馬シダー(本田)も含め、今回の内容次第ではダート路線のトップ争いに躍り出てもおかしくない。

 抽選対象の900万円組にも楽しみな馬が揃った。同舞台の未勝利で2秒1の大差勝ちを収めているアーテルアストレア(牝・橋口)、キタサンブラック産駒でスタミナ豊富なインディゴブラック(牡・奥村豊)、スピードと先行力が魅力のヴァレーデラルナ(牝・藤原)、オープンで強敵相手に好走してきたヘラルドバローズ(牡・寺島)らも素質は非凡。今年のレパードSは例年以上の大激戦が予想される。

著者:東スポ競馬編集部