ユニコーンライオン大逆転Vなるか

札幌記念2022

[GⅡ=2022年8月21日(日曜)3歳上、札幌・芝2000メートル]

 毎年、豪華メンバーが集結する夏のスペシャルマッチ・GⅡ札幌記念(3歳上、芝2000メートル=サマー2000シリーズ第4戦)が今週日曜(21日)に迫った。ソダシVSハヤヤッコの白毛対決のほかにも、ドバイターフ勝ち馬パンサラッサと大阪杯5着のジャックドールの主導権争いなど、今年もGⅠレベルの“視聴率”になりそうだ。そんな上位激戦の隙を狙う当欄◎はユニコーンライオン。前走・プロキオンSで最下位に大敗した馬が大逆転Vを決める。

 昨年の宝塚記念は7番人気ながらも果敢にハナを奪って2着に粘走。大阪杯覇者レイパパレをゴール前で差し返した走りは、今後の飛躍を予感させたが…。その後、蟻洞を発症して1年の休養を余儀なくされてしまった。

 復帰戦だった前走・プロキオンSは今後の選択肢を広げる意味でのダート挑戦でもあったが、その一方で、1年以上レース間隔が空いてしまうとハンデ戦を使えないルールが、使える適番組をなくしてしまったという側面もあった。

 レースでは3角過ぎで手応えがなくなって最下位16着に惨敗。「ダートとか気持ちの面もありましたね。調教は動けていましたけど、もともとが叩き良化タイプですからね。4月から乗りだしていましたけど、さすがに休み明けの感はありました」と担当の福岡助手。長期休養明けで猛者揃うダート重賞に挑戦では致し方ない結果だった。

バテずに伸びる持ち味生きる展開なら

 この中間は札幌記念に目標を定めて早めに函館へ移動。「普段は単走で追い切るとヤル気を出さないのに函館の馬場だと行こうとしていますからね。こっちに来てからの雰囲気はいいですね。心肺機能の高い馬でカイバもしっかり食べてくれている。体調が伴えば気持ちも乗ってくると思いますから」。3歳時に1勝クラス→2勝クラスを連勝した2戦2勝の函館で調整していることで、復活にだいぶ近づいてきているようだ。

 今回は僚馬パンサラッサのほかにジャックドールがいて先陣争いが激しくなりそうだが「ハナにはこだわらずにポジションというよりはリズム良く走れるかがカギ。そのあたりは鞍上もよく分かってくれているし、この馬の力を出し切れれば」。今年メキメキと腕を上げている坂井の手綱に任せておけば大丈夫と話す。

 前記・宝塚記念のほかにも、昨年の鳴尾記念ではブラストワンピース、ペルシアンナイトといったGⅠ馬をぶっちぎって3馬身半差Vを決めており、夏の豪華マッチに入っても残してきた足跡は胸を張れる。僚馬パンサラッサが驚異的なラップを刻んで逃げれば泥仕合の様相は十分。となれば、苦しくなってからもバテずに伸びるユニコーンライオンの持ち味が最大限に発揮される可能性がある。5秒9差大惨敗からの大逆転Vが見えてきた。

著者:東スポ競馬編集部