WASJで優勝した武豊

 札幌競馬場で3年ぶりに開催された「2022ワールドオールスタージョッキーズ」は、初日でトップに立ったJRAの武豊(53=栗東・フリー)が、2日目の28日の第3戦(10R)こそ騎乗馬が直前で競走除外(規定で6点)となるアクシデントに見舞われながら、第4戦(12R)でカフジアスールに騎乗して2着に入り20点を獲得。計71点で総合優勝を果たした。

 2位に59点の川田、3位は58点の松山と、上位はJRA勢が占め、チーム対抗戦もJRA選抜(284点)がWAS選抜(外国騎手&地方競馬所属騎手=174点)を下した。

 武豊は前身であるワールドスーパージョッキーズシリーズの第6回大会(1992年)に優勝して以来、30年ぶりのシリーズVとなった。

 パドックで行われた表彰式に集まった多くのファンに「30年前は生まれていない人もいるので恥ずかしいですが、すごくうれしいです。難しい状況の中で外国からジョッキーが来てくれましたし、皆で一緒に騎乗して張り合いのある、充実した2日間でした。このシリーズは2着ばかりで(過去に8回の2位)、最終戦はただただ(2位の)川田君をターゲットにして、かわした時は〝ヨシッ〟と思ったのですが、テオ(1着のアインゲーブングに騎乗したテオ・バシュロ)に負けてしまいましたね。札幌の名物になっているので、JRAのジョッキーとして、来年以降も熱いレースを繰り広げられるよう頑張りたい」と感想を述べた。

 ただ、余韻にひたっているだけではない。今後はドウデュースでの仏・凱旋門賞遠征が迫り、海外に出ていく立場。前週の追い切りに騎乗した感触を「良かった。すごくいい動きでしたよ。成長? うーん、ずっといいから、変わってはいないんだけど、迫力が増しましたね」。早くも〝次の舞台〟を見据えていた。

著者:東スポ競馬編集部