友道厩舎は3頭出し(左からレッドジェネシス、ヒートオンビート、ユーキャンスマイル)

[GⅢ新潟記念=2022年9月4日(日曜)3歳上、新潟・芝外2000メートル]

 夏の新潟競馬を締めくくる名物重賞。サマー2000シリーズの王者を目指す馬、GⅠのステージを見据えた馬などがさまざまな路線から集結する。昨年は12番人気の伏兵マイネルファンロンが千直競馬を思わせるような外ラチ沿いからの急襲V。日本一の長い直線、最終週の馬場を舞台に二転三転するドラマは見ごたえ十分で、同時に馬券的にも熱いレースとなっている。

 この新潟記念、過去10年を振り返ってみて最も特徴的なのが友道厩舎の活躍ぶりだ。2014→15年、19→20年と2度のレース連覇で計4勝をマーク。現役最多のダービー3勝を挙げるトップステーブルだが、こんな数字にも厩舎の層の厚さを感じさせる。そんな〝新潟記念ハンター〟の友道厩舎が今年も3頭をスタンバイさせてきた。

 ヒートオンビート(57キロ=牡5)は宝塚記念を除外→スライド参戦となった七夕賞で2着。小回りへの対応力の差が出てしまったが、広々とした新潟外回りなら能力全開に期待ができる。また3年前の覇者ユーキャンスマイル(57キロ=牡7)、昨年の京都新聞杯勝ち馬レッドジェネシス(56・5キロ=牡4)とベテラン、若手と万全の布陣で同レース5勝目を狙う。

 ただ、立ちはだかるライバル陣も多彩だ。七夕賞で鮮やかな勝利を収めたエヒト(57キロ=牡5・森)はサマー2000王者に向けて勝利、もしくは上位争いしてポイントゲットしたいところ。さらに直線の長い左回りはベストのサンレイポケット(57・5キロ=牡7・高橋忠)、秋に向けて賞金を加算したいスカーフェイス(55キロ=牡6・橋田)、前々走で同舞台の新潟大賞典を2着したカイザーバローズ(55キロ=牡4・中内田)、ディアマンミノル(55キロ=牡5・本田)らもチャンスは十分だ。

 ラジオNIKKEI賞から連勝を狙う3歳馬フェーングロッテン(53キロ=牡・宮本)も注目の一頭。18年ブラストワンピースが3歳時に新潟記念を制し、暮れの有馬記念制覇につなげた。そのブラストに続いて4年ぶりに3歳馬の優勝なるか。

著者:東スポ競馬編集部