札幌2歳ステークス2022

[GⅢ札幌2歳ステークス=2022年9月3日(土曜)2歳、札幌・芝1800メートル]

 近年は6月スタートの東京や阪神(今年の場合は中京)といった本場開催における早期デビュー組に押されがちの感もある北海道シリーズの2歳戦だが、当レースに限れば話は別。昨年の勝ち馬ジオグリフが皐月賞馬に輝き、2着アスクワイルドモアも京都新聞杯を制覇。一昨年は白毛のソダシだけでなく、オークス馬ユーバーレーベン、今年のゴドルフィンマイル(UAE)を制したバスラットレオンが上位を占めており、存在価値はいまだに高いと言っていいだろう。

 今年のメンバーも実に多彩な臨戦過程で、函館、札幌組は当然ながら東から福島、東京、中京、小倉でそれぞれ新馬戦を勝った馬たちが集結。難解を極める一戦となった。

 中でも最注目は函館芝9ハロンでデビュー勝ちのブラストウェーブ(牡・大竹)か。兄はグランプリホース(18年有馬記念)のブラストワンピース。同馬はGⅡ札幌記念の覇者でもあり、洋芝中距離の適性もお墨付きだ。鞍上に川田を迎えて主役の座を担う。

函館芝9ハロンでデビュー勝ちしたブラストウェーブ

 シャンドゥレール(牡・国枝)は東京芝9ハロン、ダイヤモンドハンズ(牡・池江)は中京芝8ハロンからの参戦。この時期としては王道の臨戦過程と言えよう。他にも当地Vのアスクメークシェア(牡・藤原)、福島で勝ち上がったフェアエールング(牝・和田郎)、さらには小倉から北上するレッドソリッド(牡・音無)など新馬勝ち直後の面々だけでも枚挙にいとまがない。

 一方、コスモス賞組にも警戒が必要だろう。最先2着のドゥアイズ(牝・庄野)はもちろん、同4着アンテロース(牡・岡田)も〝伝説の新馬戦〟と称される宝塚記念当日の阪神芝9ハロンの新馬戦経由(4着)ならまだ見限れない。素質、レースレベル、経験を十分に検討して結論を導き出す必要がありそうだ。

著者:東スポ競馬編集部