米国挑戦を見据えるソングライン

[GⅡセントウルステークス=2022年9月11日(日曜)3歳上、中京・芝1200メートル]

 現地時間3日に行われたフィギュア・ジュニアグランプリシリーズ第2戦チェコ大会のアイスダンスで、來田奈央、森田真沙也組が3位に入った。日本ではアイスダンスはシングルに比べ世界に後れを取っており、銅メダルは史上初の快挙だ。

スプリント参戦の狙い

 歴史が変わる。それは競馬の世界も同じ。昨年、我が国のトップトレーナー矢作調教師が、米国競馬の最高峰ブリーダーズカップで2勝(GⅠフィリー&メアターフ、GⅠディスタフ)を挙げ、日本馬を初めて頂点に導いた。日本馬が米国でもトップレベルの戦いを繰り広げる時代になった。

 さて、本題。前走の安田記念を勝ち、晴れてGⅠ馬となったソングライン(牝4・林)は、米GⅠ・BCマイル(11月5日=キーンランド競馬場)を見据えながら、11日のGⅡセントウルSに出走する。

 適性は左回りのマイル。年内に国内で適鞍がなく、安田記念で優先出走権を得たことで、海外に目標を切り替えた。レースが小回りでテンの流れが速い米国競馬に対応するため、ここを使うことで気持ちを含め高速レース仕様にしておこうという考えだ。

 中京では昨年、芝1400メートルのリステッド・紅梅Sを圧勝。今年はサウジアラビアのGⅢ1351ターフスプリント(芝1351メートル)で海外の重賞を初制覇している。この際、チークピーシーズを装着して短めの距離に対応させた。今回もこの短距離仕様でレースに向かう。

先輩・矢作調教師に続く快挙へ!

 8月31日の1週前追いではウッド6ハロンから、しまい1ハロン11・4秒と負荷をかけ、しっかりスイッチを入れた。「牧場でふっくらつくってもらい、暑い時季でも遠慮せずトレーニングできています。もともとスピードがある馬ですし、追い切りでは十分な時計が出ました。まだ成長する余地があるので、(春とは)違ったところをお見せできればいいですね」(林調教師)

 矢作調教師と同じ東京・開成高校出身。先輩に続く快挙を目指すにあたり、前哨戦となるセントウルSで下手なレースはできない。当然、ここも必勝態勢だ。

著者:東スポ競馬編集部