ディープインパクトの曽祖母ハイクレアはエリザベス女王の所有馬だった

 8日に96歳で逝去したエリザベス英女王は競馬愛にあふれ、世界の競馬ファンに親しまれた。

 日本の競馬ファンがその名をよく目にするのは、3歳以上の牝馬〝女王〟決定戦、秋のGⅠ「エリザベス女王杯」だろう。

 同レースは1970年に3歳牝馬3冠の最終戦として創設された「ビクトリアカップ」が前身。75年にエリザベス女王が来日したのを記念して、翌年の76年から第1回「エリザベス女王杯」(優勝馬・ディアマンテ)として行われている。外国調教馬としては英国調教馬のスノーフェアリーが連覇(10、11年)を記録。同レースを外国調教馬が勝利したのは同馬1頭のみとなっている。

 また、エリザベス女王は数々の名馬を所有したが、その中でも英1000ギニー、仏オークスの勝ち馬・ハイクレアは忘れてはならない1頭。日本競馬界の至宝・ディープインパクトの曾祖母(※そうそぼ=ひいおばあちゃん)にあたる。同女王は縁のある、ディープインパクトや、その産駒たちの活躍も気にかけていたことが知られる。また、デビューから無傷の10連勝を決め、欧州競馬を席巻しているバーイード(牡4=W・ハガス厩舎、父シーザスターズ)の6代母にもハイクレアの名がある。出走がかなえば、今年の凱旋門賞の最有力候補とされている同馬もディープインパクトと同じルーツの持ち主だ。

 同女王のクラシック勝利数は5勝、英国GⅠ勝ちは11勝。英ダービーは2着(1953年オリオール)が最高着順。今年のエリザベス女王杯(阪神芝内2200メートル)は11月13日に阪神競馬場で開催される。

著者:東スポ競馬編集部