ローズステークス2022

[GⅡローズステークス=2022年9月18日(日曜)3歳、中京・芝2000メートル、秋華賞トライアル]

 関西圏で行われるGⅠ秋華賞(10月16日=阪神芝内2000メートル)の最重要トライアルがローズS。京都競馬場の改修工事に伴い20年から阪神→中京に舞台を移しての変則開催だが、昨年の勝ち馬アンドヴァラナウトは本番でも3着と好走。注目度の高さは依然、変わりない。

課題を払拭し秋華賞へ向かいたいアートハウス

 重賞勝ち馬こそ不在も、なかなかのメンバーが揃った今年の主役は中内田厩舎の素質馬アートハウスか。桜花賞でスターズオンアースを勝利に導いた川田を背に臨んだオークスは2番人気7着。2走前の忘れな草賞(1着)のような鋭い脚は見せられなかった。ただ、レース後の鞍上が「追い切りの段階からバランスを崩した走りになっていましたが、その通りの競馬になってしまいました」と話したように課題を抱えた中での結果であるなら、巻き返しの余地は十分にある。

 中間は放牧を挟んで8月中旬に帰厩。8日に行われた栗東ウッドでの1週前追いでは川田を背に堂々の3馬身先着。6ハロン81・4―11・0秒の好時計で反撃ムードをアピールした。

「まだレースまで時間がある分、良化途上の段階であっても、追うごとに動きは良くなってきた印象です。ジョッキー騎乗で長めから1週前追いを行うことで、さらに態勢は整ってくると見ていますし、まずは秋初戦として恥ずかしくないレースを」と片山助手も好感触を伝える。

 母パールコードも同じ中内田厩舎に所属。16年秋華賞では川田とのコンビで0秒1差2着とGⅠタイトルにあと一歩まで迫った。その母の思いを継ぐアートハウスにとっても、最後の牝馬1冠は負けられない一戦だ。まずは秋初戦でオークスの課題を払拭し、大一番へとつなげてみせる。

著者:東スポ競馬編集部