京都新聞杯を制したアスクワイルドモア

 ダービーでは12着と大敗を喫したアスクワイルドモアだが、これは京都新聞杯レコード勝ち後の中2週が影響したか。今回は京都新聞杯と同じ舞台の中京2200メートル。改めて狙ってみたい。

 父はディープインパクト産駒でダービー馬のキズナ。母の父が9月2日に心不全のためこの世を去ったゼンノロブロイだからサンデーサイレンスの3×3という強いクロスを持つ。

 このクロスを持つ馬は実は意外と多く、GⅠかしわ記念を含め、現在交流重賞4連勝中のショウナンナデシコ(父オルフェーヴル)、札幌2歳Sのトラスト(父スクリーンヒーロー)、シンザン記念のキョウヘイ(父リーチザクラウン)、函館2歳Sのナムラリコリス(父ジョーカプチーノ)などの重賞勝ち馬がいる。地方に目をやれば東京ダービーを勝ったバルダッサーレ(父アンライバルド)もそうだ。

 母ラセレシオンは青葉賞に勝ち、秋の天皇賞で2、3着したペルーサの全妹になる。体質の弱さがあり休み休みの出走となったが、7戦3勝と素質の一端は見せていた。最後のレース時が532キロという大型馬だったが、初子から重賞勝ち馬を出したことで、繁殖馬としての期待も高まる。

 祖母アルゼンチンスターは名前の通りアルゼンチン産。こちらはアルゼンチンでのGⅠ2勝に加え、スピンスターS、ビヴァリーヒルズHと米GⅠも2勝した名牝ディフェレントの全妹となる。血統的にアスクワイルドモアには、まだまだ成長の余地がありそうだ。

著者:東スポ競馬編集部