東京コースでは青葉賞2着の実績があるキングストンボーイ(右)

毎日王冠2022

[GⅡ毎日王冠=2022年10月9日(日曜)3歳上、東京・芝1800メートル]

 近5年の勝ち時計は17年=1分45秒6、18年=1分44秒5、19年=1分44秒4、20年=1分45秒5、21年=1分44秒8。馬場が渋った一昨年を含めても軒並み1分44〜45秒台と速めの時計での決着が目立つ。

 ただ、前半4ハロン通過が最も速かったのは意外にも稍重だった20年の46秒2。残る4年は46秒7〜47秒8と平均以下のペースで流れているのは見逃せないポイントだ。

 緩ペースと表現して差し支えない前半ラップを回収して高速決着まで持っていくためには、中盤以降のラップの〝伸び〟が必要不可欠。この5年の後半5ハロンの大半で11秒台が刻まれているのは決して偶然ではあるまい。もちろん、そのハイラップを誘発=可能にしているのは、開幕週の絶好馬場ということになろう。

 例年通りに高速ラップが連続する後半戦→高速決着を想定すれば、何より重視すべきは上がり3ハロンの数字と持ち時計のバランス。速めの後半ラップの中で32〜33秒台の高速上がりをマーク→1分44秒台で走れる瞬発力とスピードが求められる。

 その点において一日の長があるのは4歳馬キングストンボーイ(牡・鹿戸)。前走の関越Sが上がり33秒5→新潟9ハロン1分44秒8。コース替わりを克服する必要があるとはいえ、この時計&上がりを再現できればいいところだろう。昨年の年度代表馬エフフォーリアとは同世代のステイブルメイト。秋前半を回復に充てた同馬に代わって、狙うは重賞初制覇。強力メンバーのここでも一気に主役の座を目指せる器の持ち主だ。

著者:東スポ競馬編集部