【TPC秋山響の「海外競馬解析」】ラヴズオンリーユーがGⅠ・BCフィリー&メアターフ、マルシュロレーヌがGⅠ・BCディスタフ。昨年日本馬が歴史的勝利を収めた米国競馬の祭典ブリーダーズカップは、11月4、5日にケンタッキー州レキシントンのキーンランド競馬場で行われる。今年も日本からチェーンオブラブ(牝5=父ハーツクライ・小笠)がGⅠ・BCフィリー&メアスプリント(5日、3歳上(牝)=ダート7ハロン)に挑む。

 ライバルの筆頭格となるのは、昨年の米最優秀牝馬スプリンターで、このレース連覇を狙うシーシー(牝6=父イルーシヴクオリティ)。8月のGⅠバレリーナH(ダート7ハロン)の敗戦からGⅢチリングワースS(ダート6・5ハロン)を快勝して臨む臨戦過程は昨年と同じだ。

 そのシーシーを前走のバレリーナHで下したのがグッドナイトオリーブ(牝4=父ゴーストザッパー)。これで昨年10月に2戦目で挙げた初勝利(ダート6ハロンを8馬身半差で優勝)から5連勝でのGⅠ初制覇となった。キーンランド競馬場は初勝利を挙げた舞台でもあり、馬場適性をすでに示している点もプラス要素だ。

 そのほか、昨年のGⅠ・BCジュヴェナイルフィリーズ(ダート8・5ハロン)の勝ち馬で、米2歳牝馬チャンピオンのエコーズールー(牝3=父ガンランナー)もいて、相手は揃っている。

 とはいえ、チェーンオブラブも牡馬相手にエニフSを制しているほか、GⅢリヤドダートスプリント3着、GⅠゴールデンシャヒーンでも4着。ワンターンのコース設定、デルマー競馬場で開催された昨年より約90メートル長い直線(約368メートル)と末脚一閃の期待を抱かせるには十分。現地では伏兵扱いのようだが、ひと泡吹かせてもらいたい。

著者:東スポ競馬編集部