
エリザベス女王杯2022
[GⅠエリザベス女王杯=2022年11月13日(日曜)3歳上(牝)、阪神競馬場、芝内2200メートル]
秋の牝馬頂上決戦、GⅠエリザベス女王杯(113日=阪神芝内2200メートル)の1週前追いが3日、栗東トレセンで行われた。
名牝ジェンティルドンナを母に持つ良血ジェラルディーナ(4・斉藤崇)は、団野(レースはC・デムーロ)が騎乗してウッドで単走。スムーズに直線を向くと、鞍上のゴーサインに応えて6ハロン83・9―11・4秒の好時計をマークした。テンションも上がることなく、大一番へ向け態勢は着々と整っている。
「ラストは促して促してだったが、先週より反応は良くなっている。落ち着きもあって、食べたものが実になってきた」と斉藤崇調教師。前走・オールカマーで初の重賞タイトルを獲得した勢いに乗り、GⅠの頂まで駆け上がるか、注目だ。
イズジョーノキセキはルメールとコンタクト
府中牝馬Sのタイトルを手土産に昨年5着のリベンジを狙うイズジョーノキセキ(5・石坂)は、初コンビのルメールが騎乗してウッドで3頭併せ。同厩スズノハマヤ(2歳未勝利)、シルバーブレッド(古馬1勝クラス)を前に見ながら隊列の最後方で脚をため、直線では最内からシャープに伸びて半馬身差で最先着を決めた(6ハロン83・3―11・9秒)。
金折助手は「ジョッキーも良かったと言っていたし、いい具合に動けていたと思う。前走を使って体もさらにパンプアップ。気持ちもいい意味でピリピリしてきた」と上昇気配をアピールした。
秋華賞2着から参戦の3歳馬ナミュール(高野)は坂路で単走。4ハロン56・5―12・0秒と上がり重点の内容で、軽快な動きを披露した。
小川陽助手は「体を動かしつつ、やり過ぎないように。しまいも伸びていましたし、すごく良かったと思います。中3週でも負荷をかけられたように馬も成長していますね」と好感触を伝えた。
著者:東スポ競馬編集部