京都2歳ステークス2022

[GⅢ京都2歳ステークス=2022年11月26日(土曜)2歳、阪神競馬場、芝内2000メートル]

 重賞として行われる京都2歳ステークスは9回目と歴史は浅い。ただ、前身の「京都2歳(3歳)ステークス」としては1959年から続く伝統あるレースだ。

 のちの3冠馬ナリタブライアン、芝ダートの〝二刀流〟で活躍したアドマイヤドン、日本馬として初めてドバイWCを制したヴィクトワールピサ、種牡馬としても活躍しているエピファネイアなど歴史的な名馬も勝ち馬に名を連ねている。重賞に格上げされてからはまだGⅠ馬が出ていないが、東の出世レース=東スポ杯2歳Sに対抗?して西の〝登竜門〟として地位を築いていけるか、目が離せない。

 例年よりも豪華メンバーが揃った中で、注目を集めるのはグランヴィノス(牡・友道)。今回と同舞台(阪神芝内2000メートル)で新馬戦を快勝している点はもちろん、ヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル連覇)、シュヴァルグラン(ジャパンC)、ヴィブロス(ドバイターフ、秋華賞)という3頭のGⅠ馬を兄姉に持つ血統背景は魅力十分だ。父はキタサンブラックに替わったが、先の3頭をすべて管理した友道厩舎なら信頼度は高く、今年のダービー馬ドウデュースに続き来年のクラシック候補が飛び出すか。

3頭のGⅠ馬を兄姉に持つグランヴィノスが堂々の主役候補

 ほかにも血統が〝推し材料〟になる馬が多数揃った。まずは桜花賞馬マルセリーナを母に持つシュタールヴィント(牡・矢作)。初戦こそ取りこぼしたが、2戦目でキッチリ変わったあたり良血の成せる業。厩舎の期待値も相当高く、今回の走り次第では来春の主役の座も見えてきそう。また、紫菊賞を豪快に差し切ったコスモサガルマータ(牡・梅田)は交流重賞勝ちミッシングリンクの全弟、〝ウマ娘〟藤田晋氏の所有馬で武豊騎乗のエゾダイモン(牡・武幸)は香港GⅠ馬グローリーヴェイズの半弟だけに魅力は十分だ。

 リステッド・萩Sを勝って臨むトップナイフ(牡)は横山典×昆厩舎とおなじみの名コンビ。同2着ナイトキャッスル(牡・音無)、新馬勝ちの内容が良かったアイルシャイン(牡・新谷)、そして関東から勇躍西下するグリューネグリーン(牡・相沢)、サイブレーカー(牡・武井)らの走りにも注目だ。

著者:東スポ競馬編集部