京阪杯2022

[GⅢ京阪杯=2022年11月27日(日曜)3歳上、阪神競馬場、芝内1200メートル]

 1994年ネーハイシーザー(天皇賞・秋)、95年ダンツシアトル(宝塚記念)、2004年ダイワエルシエーロ(オークス)、05年カンパニー(マイルCS、天皇賞・秋)…。歴代勝ち馬が制したタイトルから分かるように2005年以前の当レースはまったくの〝別物〟。基本的に中距離が舞台であることに変わりはなかったが、06年に1200メートルへ短縮の措置が取られた。GⅠスプリンターズSの約2か月後に行われるため超大物の参戦は少ないが、11年は当時3歳のロードカナロアが当レースで初重賞制覇を達成。〝未来の大物〟が誕生するか、注目して損はない。今年の舞台も例年の京都ではなく前2年に引き続き阪神となる。

 タイセイビジョン(牡5・西村)は前走のスプリンターズSこそ13着だったが、GⅡ京王杯2歳S勝ちなど重賞7連対の実績は断然上位の存在だ。昨年もスプリンターズS12着からの臨戦で0秒1差2着に好走しており、舞台適性に不安はない。久々のタッグ結成となる三浦は2週連続で重賞制覇を成し遂げており、鞍上の勢いも味方に3つ目の重賞タイトル奪取が期待される。

 同厩のファストフォース(牡6)もスプリンターズS10着からの転戦。昨年の当レースは3着で西村厩舎は「ツースリー・フィニッシュ」だった。昨年7月のGⅢCBC賞を最後に、勝ち星から遠ざかっているが、前々走は強敵相手のGⅡセントウルSを2着と力の衰えはない。

 3歳勢は2頭に注目。テイエムスパーダ(牝・五十嵐)はGⅢCBC賞で鞍上・今村聖奈に初重賞をプレゼントした。その後は国分恭に手綱が戻り連敗となったが、3戦ぶりにタッグを再結成。CBC賞は48キロの軽ハンデだったが、別定53キロの今回は人馬ともに真価を問われる一戦となる。

今村聖奈とコンビ復活のテイエムスパーダ

 一方のトウシンマカオ(牡・高柳瑞)は春のGⅠ・NHKマイルCで8着止まり。夏からスプリント路線に舵(かじ)を切るとGⅢキーンランドC4着善戦から、前走・オパールSで古馬を撃破。父ビッグアーサーから受け継いだスピードと高い適性を武器に好勝負が可能だろう。

 スノーテーラー(牝5・飯田雄)は3連勝をマークした今夏の上がり馬。2勝クラスまでの勝利は小回り・平坦の小倉でマークしたものだが、中山の前走・セプテンバーSでは急坂を克服。舞台が阪神に替わっても勢いが継続するか、21日現在では除外対象だが、出走がかなえばマークは欠かせない。

 ビアンフェ(セン5・中竹)はGⅢ函館2歳S、重賞・葵S、GⅢ函館スプリントSと重賞3勝すべてが1200メートルと生粋の韋駄天だ。最下位に終わった前走・函館スプリントS以来、5か月半ぶりの実戦になるが鉄砲は利くタイプ。むしろ休養によるリフレッシュ効果に要注意だ。

 キルロード(セン7・田村)は重賞未勝利だが、3月のGⅠ高松宮記念では17番人気の低評価を覆し3着に激走した。前出ファストフォースやジュビリーヘッド(牡5・安田隆)ともどもロードカナロアとの父子制覇が期待される。

著者:東スポ競馬編集部