シャフリヤール(手前)はC・デムーロを背に雨馬場を切り裂いた

ジャパンカップ2022

[GⅠジャパンカップ=2022年11月27日(日曜)3歳上、東京競馬場、芝2400メートル]

 今年は仏・独から4頭の外国馬が参戦。さらにはムーア(英)、レーン(豪)など世界のトップジョッキーが集結し、まさに競馬のワールドカップといった様相だ。その中で日本の〝10番〟を背負うのは昨年のダービー馬シャフリヤール。今年初戦のドバイシーマクラシックをC・デムーロとのコンビで制し世界にその名をはせたディープインパクト産駒が、ベストの東京2400メートルで国内外の強豪を迎え撃つ。

 大一番へ向け23日朝に行われた最終追いは、C・デムーロを背に坂路で同厩プライムフェイズ(古馬3勝クラス)と併せ馬。前を1馬身追走する形でスタートし、楽な手応えで徐々に間合いを詰めていく。無駄に気持ちが高ぶることなく、かといって気合乗りに欠けることもない。適度な緊張感と余裕を持った追撃でラスト1ハロンを迎えると、軽やかなフットワークで雨馬場を切り裂き、堂々の併入フィニッシュに持ち込んだ(4ハロン54・7―12・1秒)。ひと叩きされた効果で馬体も一層シャープに。この秋のメインターゲットに掲げる頂上決戦の攻略へ、確かな上積みをアピールした。

 動きを見届けた藤原調教師は「先週でどういう走りをするか確認はできていたので、今週は(東京遠征の)ルーティン通り坂路で。自信を持ってもらうためにクリスチャンを乗せてやりました。今週はこういう動きをするだろうというイメージともマッチして、いい調教ができました。休み明けを使って気持ちの面や筋肉、すべての面において上昇している感じがします」と好感触。

 東京2400メートルについても「ダービーも勝ってるし、末脚の生きる舞台。しっかり折り合って、ためてという競馬のほうがこの馬には走りやすい。条件は揃っていますから、目いっぱいのパフォーマンスを出して結果を残してくれると思います。レースまで体調が右肩上がりになるよう管理、調教していきたい。他馬というよりも自身との勝負。クリスチャンと人馬一体で走り切ってほしい」と気合十分の口ぶりで締めた。

著者:東スポ競馬編集部