昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソの半弟テュネス

【血統値】今年の外国馬の中で、血統的に一番注目を集めるのはドイツから参戦するテュネス(牡3・Pシールゲン)だろう。何しろ2歳上の半兄に昨年の凱旋門賞のほか、独GⅠのバーデン大賞とベルリン大賞を制したトルカータータッソを持つ良血馬。連覇こそならなかったが、トルカータータッソ自身は今年の凱旋門賞でもアルピニスタの3着と好走している。

 祖母トゥーカナの産駒にはGⅡ独オークストライアルの勝ち馬タスクドウイングズがいる。曽祖母ターバインは凱旋門賞馬アーバンシーの半妹、英2000ギニーのキングズベストの半姉。ガリレオ(英愛リーディングサイアー12回)、シーザスターズ(欧州年度代表馬)兄弟もいる世界屈指の牝系だ。フランスのオネストがアーバンシー3×3なら、テュネスはその妹ターバイン3×3の強い近親交配となる。

 トルカータータッソの父は独ダービー馬のアドラーフルーク(サドラーズウェルズ系インザウイングス産駒)だったが、テュネスの父は独GⅠダルマイヤー大賞(芝2000メートル)の勝ち馬ジュリアーニ。ミスタープロスペクター系だけに兄よりは高速馬場への適性はありそうだ。

 9か月ぶりに復帰してからは条件戦で6馬身、GⅢ独セントレジャーが8馬身、GⅠバイエルン大賞が10馬身差と格が上がっているのにもかかわらず、着差を広げているテュネス。5連勝中の勢いは魅力十分で、大仕事をやってのける可能性は否定できない。

著者:東スポ競馬編集部