連覇狙うテーオーケインズ(右)を止めるのは果たして…

チャンピオンズカップ2022

[GⅠチャンピオンズカップ=2022年12月4日(日曜)3歳上、中京競馬場、ダート1800メートル]

 前身は2000年に創設されたジャパンカップの〝ダート版〟JCダート。歴史は20年ほどだが、その間にも数々の紆余曲折を経て現在を迎えている。

 国際招待競走として東京ダート2100メートルで行われた第1回はウイングアローが制覇。第4回(04年)には米国馬フリートストリートダンサーが優勝し、レース史上で唯一となる外国馬Vを達成した。ただ、08年に阪神競馬場で移行されると外国馬の参戦も徐々に減少。14年から中京施行となり、国際招待も撤廃して「チャンピオンズC」の名称に変更された。

 今年も外国馬の予備登録はあったものの参戦は4年連続でゼロ。創設当初の存在意義は失ってしまったものの、下半期のダート王決定戦、そして年明けのフェブラリーS、海外遠征(サウジ&ドバイ)につながる大一番として定着している。

 今年も主役は昨年の覇者テーオーケインズ(牡5・高柳大)だ。昨年は6馬身差の圧勝劇で〝時代到来〟をアピール。海を渡ったサウジCでは8着と結果を残せなかったが、前走のJBCクラシックを快勝しており能力は健在だ。トランセンド以来となる史上2頭目のレース連覇で現役最強を改めて証明したい。

 前哨戦のみやこS勝ち馬サンライズホープ(牡5・羽月)、JBCクラシック6着馬オーヴェルニュ(牡6・西村)ら既成勢力はテーオーケインズとの勝負付けが済んだ感も。ライバルとして浮上するのは未対決の新興勢力や若い3歳勢だろう。

 まずはジュンライトボルト(牡5・友道)。キャリア22戦目での初ダート戦でいきなり2着。OP→シリウスSを連勝して早々に頂上決戦へと駒を進めてきた。芝GⅠ常連の友道厩舎にとってJRAダートGⅠへの出走は6年ぶり2度目。鞍上の石川にはGⅠ初制覇もかかる。また、ダートに戻って巻き返しを期すグロリアムンディ(牡4・大久保)は今春のアンタレスSで強豪オメガパフュームの2着。こちらもダートのキャリアは多くないが、ともに底を見せていない魅力がある。

 3歳馬ではJBCクラシックでテーオーケインズの2着に粘ったクラウンプライド(牡・新谷)。ドバイや米国に遠征し、世界の強豪にモマれてきた経験をここで生かせるか。ジャパンダートダービー勝ち馬ノットゥルノ(牡・音無)、みやこS4着馬ハピ(牡・大久保)はそれぞれ武豊、横山典の両ベテランが騎乗。勢いと経験ある名手による相乗効果で、19年クリソベリル以来6頭目の3歳馬Vを狙う。

著者:東スポ競馬編集部