中日新聞杯2022

[GⅢ中日新聞杯=2022年12月10日(土曜)3歳上、中京競馬場、芝2000メートル]

 年の瀬が迫る時季の芝中距離GⅢ。前後にあるジャパンカップや有馬記念といったGⅠを自重した面々が、翌年の飛躍へと足掛かりにしたいハンデ重賞だ。

 最注目は昨年のGⅠホープフルSを制したキラーアビリティ(56キロ=牡3・斉藤崇)か。春の大舞台は皐月賞13着、日本ダービー6着と存在感を示せず。秋初戦のGⅡアルゼンチン共和国杯も2番人気ながら8着に敗れた。今回はGⅠ勝ちと同じ2000メートルの距離。真価が問われる重要な一戦になる。

 3歳勢からはほかにも中京実績が魅力の2頭が参戦する。マテンロウレオ(56キロ=牡・昆)は同舞台(中京芝2000メートル)のGⅢきさらぎ賞の勝ち馬。春は皐月賞(12着)、ダービー(13着)と振るわなかったが、始動戦のアンドロメダS(リステッド)を快勝した勢いに乗って、思い出の舞台で2度目の重賞制覇を目指す。一方のアスクワイルドモア(55キロ=牡3・藤原)は中京芝2200メートルで行われたGⅡ京都新聞杯を勝利。近2走は精彩を欠いているものの、レコード勝ちの実績がある中京コースに戻れば一変の可能性を秘める。

6戦4勝と底を見せていないプログノーシスは斤量56キロに決定

 もちろん年長馬も黙ってはいない。ディープインパクト産駒プログノーシス(56キロ=牡4・中内田)は昨年のGⅢ毎日杯で勝ち馬シャフリヤールの0秒3差3着。間隔を取りつつ、条件戦で3連勝を決めオープン入りを果たした。7か月の休養を挟んだカシオペアSでも0秒1差2着と底を見せておらず、一気のタイトル取りが視野に入る。

 3歳時のGⅡ弥生賞(5着)以来の重賞参戦となった前走・アルゼンチン共和国杯で0秒2差4着と好走したカントル(54キロ=牡6・藤原)は鞍上込みで魅力あり。今週末から短期免許を取得予定のデビッド・イーガン(23=アイルランド出身)の手綱さばきには注目だ。同じ藤原厩舎のギベオン(57キロ=牡7)は18年の当レース勝ち馬で、中京は昨年のGⅡ金鯱賞も制している舞台巧者。7歳とはいえ侮れない。

 GⅢ函館記念を制した白毛のハヤヤッコ(57・5キロ=牡6・国枝)ら伏兵陣も多彩。ハンデ戦だけに一筋縄では収まりそうもなく、ゴール前まで大激戦が繰り広げられそうだ。

著者:東スポ競馬編集部