
フェアリーステークス2023
[GⅢフェアリーステークス=2023年1月9日(月曜)中山競馬場、芝外1600メートル(牝)]
<美浦>マイレーヌは坂路経由で南ウッドに登場。3歳未勝利馬を1秒ほど追走して直線は内へと進路を取る。鞍上が軽く仕掛けるとラスト1ハロン11・9秒を刻んで、きっちり併入決着に持ち込んだ(6ハロン84・5秒)。「前走後は無理せずに放牧へ。疲れをとってから調整して、ここ目標に順調にきています。馬は元気いっぱいですね」と相田助手も納得の表情だ。
その前走(白菊賞)は未勝利勝ち直後に関西に遠征して見せ場十分の3着。「現状のこの馬の良さを生かす競馬ができました。昇級初戦で関西に行ってあの競馬ができたのは収穫ですね」と手応えはつかんだ。「ためてもビュッとくるタイプではないので先行して粘り込ませたい。中山マイルで持ち味を生かせれば、牝馬同士なら楽しみはあります」と力強く締めくくった。
リックスターは坂路で単走。馬なりのまま4ハロン56・6―13・0秒をマークした。鹿戸調教師は「3日も南ウッドで5ハロン70秒台(70・1―12・3秒)のところをやっているし、1週間に3本乗っているからね。初戦はメンバーがそろっている中でよく頑張ってくれた。スムーズなら」と新馬に続く連勝へ色気を見せていた。
著者:東スポ競馬編集部