3頭併せで意欲的な調整を行ったキタウイング(左)

フェアリーステークス2023

[GⅢフェアリーステークス=2023年1月9日(月曜)中山競馬場、芝外1600メートル(牝)]

〈美浦〉キタウイング(小島)は6日朝に坂路で同厩のエルフサイエン(3歳未勝利)、アシェットデセール(古馬1勝クラス)との3頭併せ。終始余裕のある手応えで併入を果たした(4ハロン54・2―12・8秒=馬なり)。直前に栗東入りして臨んだ前走のGⅠ阪神JFは14着に敗れたが、疲れはみじんも感じさせない。

 騎乗した小島調教師は「年末ぐらいから少し疲れが出たので、追い切りの予定をずらす形になりました。まだ背中に弱さが残る中で、今日はそこをうまく使えることを念頭に。人間でもそうですが、肩こりなどでもむしろ動かしたほうが血行が良くなったりしますからね。いい状態と比べるとひと息かもしれないが、態勢は整っている。実績を考えれば、あまり変な負け方はしたくない。自分の競馬に徹して頑張ってほしい」と意気込んだ。

 メンバー唯一の重賞勝ち馬(GⅢ新潟2歳S)として貫録を見せつけるか、新馬(4着)、未勝利(1着)とデビュー2戦で手綱を取った杉原との再コンビにも期待したい。

著者:東スポ競馬編集部