イーガンを背に楽々先着したヴェルトライゼンデ(手前)

日経新春杯2023

[GⅡ日経新春杯=2023年1月15日(日曜)中京競馬場、芝2200メートル]

〈栗東〉イーガンを背に坂路でスペクトログラム(古馬1勝クラス)と併せ馬。追走スタートからラスト1ハロン過ぎに鞍上が軽く促すと、標的をパスして堂々の半馬身先着フィニッシュ(4ハロン51・0―12・2秒)。ほぼ持ったままでも抜群の手応えで駆け上がり、前走(ジャパンC3着)からの好調持続を印象付けた。

 見守った池江調教師は「指示通りの追い切りでしたし、動きも良かったですね。前走時も状態は良かったけど、さらに上積みを感じます。ハンデ59キロがどうかだけど、コース相性も悪くないし、あとはジョッキーの手腕にゆだねて。うまくレースを組み立ててくれると思います。血統的に成長力があるし、長く休んでいた分、まだ成長の余地はありそう。今年を飛躍の1年にしたいですね」と気合十分だ。

著者:東スポ競馬編集部