気配上々アイアンバローズ

東海ステークス2023

[GⅡ東海ステークス=2023年1月22日(日曜)中京競馬場、ダート1800メートル]

 明け6歳馬アイアンバローズ(牡・上村)は今回がデビュー23戦目にして初となるダート戦。500キロ前後の雄大な馬格を思えば、砂の舞台に高い適性を示しても驚けない。

「以前からダートを使うプランはあったんですよ。抽選漏れしましたが(昨年10月の)白山大賞典にも登録していましたし。血統などを含め、ダートは合いそうです」と担当の上村助手は適性面について力強い口調で言い切った。

 中間の調整は順調そのもの。パワフルな脚さばきで調子の良さを伝えている。16日朝の気配も上々だった。

「いい状態でレースに出走できると思います。砂をかぶった時がどうかはやってみないと分かりませんが、走っても不思議はないですよ。今後のためにもいい競馬をしてほしいですね」(同助手)

 ダートに矛先を変えて適性を発揮したオルフェーヴル産駒といえば、米GⅠ・BCディスタフを制したマルシュロレーヌや昨年の交流GⅠ東京大賞典を勝ったウシュバテソーロ、GⅢ武蔵野S勝ちのギルデッドミラーらの名が浮かぶ。アイアンバローズも父の血が騒げば、チャンスは十分ある。

著者:東スポ競馬編集部