川田騎乗でラストは鋭く伸びたハギノアレグリアス

東海ステークス2023

[GⅡ東海ステークス=2023年1月22日(日曜)中京競馬場、ダート1800メートル]

<栗東>前走のみやこSが重賞初挑戦だったハギノアレグリアス。内でジッと我慢し、進路ができるまでに時間がかかって追い出しが少し遅れたが、それでも勝ち馬に頭差の2着と通用の力を見せた。今回が屈腱炎による1年8か月の休養明け4走目。前走からひと息入った今回はビッシリ攻められており、最終追いは川田騎乗で坂路4ハロンを単走追いで行った。ラストに仕掛けられての反応も良く、馬場が悪くなってきた時間帯にもかかわらず、4ハロン54・8―12・4秒と上々の時計だ。

 四位調教師は「ここに向け、牧場でも緩めずに乗ってもらい、帰厩後も順調。寒くて汗をかかない時期なので2週前、先週は併せ馬でしっかりとやってきた。今日はジョッキー騎乗の単走で十分ですよ。前走で力があるところを見せてくれたし、先に向けてもいい結果を出せたら」と期待を寄せた。

 アイアンバローズは坂路で単走追い。脚さばきに硬さはなく、重厚感のある走りで4ハロン52・7秒の好時計をマークした。

 上村調教師「ダートは以前から一度試してみたいと思っていました。砂をかぶって気難しさを出さないかなどの心配はありますが、血統や走法からは適性があっていいとみています」

著者:東スポ競馬編集部