
【血統値】3戦目の未勝利戦から休み休みながらも4連勝でオープン入りを果たしたエピファニー。重賞初挑戦がGⅡとハードルは高いが、ここを勝って一気に飛躍の年にしたいところだろう。
阪神JFを制したサークルオブライフと同じく、エピファネイアの3世代目の産駒。昨年の重賞勝ちはイズジョーノキセキによる府中牝馬Sの1勝だけ。牡、牝のエース格エフフォーリアとデアリングタクトがいずれも未勝利に終わったのが痛く、種牡馬リーディングでは前年の6位から9位に落ちてしまった。今年の種付け料は下がるのではという臆測もあったが、発表された金額は前年から据え置きとなる1800万円。依然として期待は高いようだ。
母ルールブリタニア(父ディープインパクト)は1勝馬ながら、1歳上の全姉に15年オークス、秋華賞と2つのGⅠを勝ったほか、5歳時にも阪神牝馬Sを制したミッキークイーンがいる良血馬。
その母となるミュージカルウェイ(父ゴールドアウェイ)は仏GⅡドラール賞(芝1950メートル)、仏GⅢラクープメゾンラフィット(芝2000メートル、2回)と中距離の重賞を3勝した。。
ディープインパクトとの間には、ほかにもウェルカムSなど5勝を挙げ、新潟大賞典で5着したトーセンマタコイヤ、サンシャインSなど4勝のインナーアージをもうけている。
エピファネイア×ディープインパクトの配合からは菊花賞でコントレイルとクビ差の接戦を演じ、一昨年のこのレースの勝ち馬となったアリストテレス、ホープフルS、菊花賞でともに2着したオーソクレース、菊花賞3着のディヴァインラヴが出る。そろそろGⅠ馬が誕生するのではないか。
著者:東スポ競馬編集部