メイショウフジがドトウの追い込みで新馬勝ち

 21日の中山6R・3歳新馬(ダート1800メートル)は、ホッコータルマエ産駒で9番人気の伏兵メイショウフジ(牡・和田勇)が差し切り勝ち。先に抜け出した1番人気馬コルサファターレをゴール前でキッチリと捕らえてマッチレースを制した。勝ち時計1分58秒5(稍重)。

 スタートももっさりと出て道中は後方を追走。3角過ぎから大外ブン回しで進出すると、1頭だけグイグイと脚を伸ばした。「雰囲気にのまれているところもあったし、遅い流れが逆に良かった。外に出してエンジンがかかってからは別馬のようだった」と大野が振り返ったように、前半はともかく勝負どころからの加速はなかなかのものだった。

 ただ、和田勇調教師も「気が悪いので…」と切り出したように、普段の調教から苦労するメンタル面は大きな課題のよう。「もう少し落ち着いてくればいいね」と成長を求めたが…。その分だけまだまだ伸びシロも大きいと言えそうだ。

著者:東スポ競馬編集部