
21日の中京10R・若駒S(3歳リステッド、芝2000メートル)は2番人気のゴールドシップ産駒マイネルラウレア(牡・宮)がハナ差の接戦を制した。
出負け気味のスタートから道中は最後方を追走。直線を向いた時点でもポジションは後方のままだったが、残り1ハロン標で鞍上・川田のムチが一閃するとそこから豪快なストライドでグングン伸びて、必死に押し切りを図るワンダイレクトをわずかにパス。勝ち時計2分02秒9(良)でデビュー2連勝を飾った。
際どいバトルを制した川田は「能力は高いですけど人と上手に意思疎通できないので、その辺を理解できればさらにいい内容で走れると思います」と今後の精神面の成長に期待を寄せた。
宮調教師は「届くのかな、と思ったけどよく切れていたね。能力の高さは感じるし、今のところ競馬に注文はないですよ」と快勝をたたえた。次走は未定。
なお、1番人気だったセレンディピティは絶好のポジションで直線に向きながら伸びを欠いて0秒5差5着。鞍上の松山は「荒れた馬場に脚を取られていましたし、4コーナーで反対の手前に替えてしまったのでそれで苦しくなりました」と敗因を語った。
著者:東スポ競馬編集部