TCK女王盃2023

[JpnⅢ・TCK女王盃=2023年1月25日(水曜)大井競馬場、ダート1800メートル(4歳上牝馬)]

 昨年11月のJpnⅢ・クイーン賞(船橋1800メートル)で待望の重賞初制覇を果たしたテリオスベル(牝6・田島)。昨夏から盛岡→門別→大井→盛岡→船橋と転戦してきた経験豊富な6歳馬は、2つ目のタイトル奪取へどんな作戦を立てているのか。管理する田島俊明調教師を直撃した。

テリオスベルはクイーン賞制覇に続き重賞連勝を狙う(TCK提供)

 ――この中間の調整過程は

 田島 体調に関してはいつも変動がないタイプ。最終追いは日曜(22日)に行いましたが、ここまでは予定通り。順調にきています。

 ――前走のクイーン賞は向正面で先頭に立つ積極的な競馬

 田島 逃げ馬といってもテンが速くない(笑い)。前半を後ろで構えるより強引にでもハナに行ったほうが持ち味が生きますね。あの形の競馬ができれば、今回も楽しみがあるんじゃないでしょうか。

 ――舞台は船橋から大井に替わります

 田島 船橋はオーストラリア産の特殊な砂のようで比較ができませんが、大井は経験もありますので。時計の速い馬場での切れ味勝負にならなければ大丈夫だと思っています。

 ――最後に意気込みを

 田島 自分の形で運びたいので前走のような外枠が理想。砂質や馬場、左右の回りよりも、まずは1コーナーまでの距離が欲しい。その点で大井は広いコースなので歓迎です。ジョッキー(江田照)はこの馬の癖をよく知っていますから、ここも楽しみにしています。

著者:東スポ競馬編集部