シルクロードステークス2023
[GⅢシルクロードステークス=2023年1月29日(日曜)中京競馬場、芝1200メートル]
桜花賞3着から臨戦した昨年のGⅢ函館スプリントSで2馬身半差の完勝を決めたのがナムラクレア(牝4・長谷川)だった。短距離戦では決定的な差をつけ新星誕生を大いにアピールしたが、続くGⅢ北九州記念(3着)→GⅠスプリンターズS(5着)を連敗。巻き返しを期す今年の始動戦・シルクロードSを前に、同馬のポテンシャルを誰よりも知る鞍上・浜中俊(34=栗東・フリー)を直撃した。

――1週前、2週前と栗東Cウッドコースで調教に騎乗した
浜中 2週前はさすがに「太いかな」「重いかな」と思いましたが、1週前追いのときは2週前と比べて良くなっていました。坂路では特別に動く馬なので、コースでの動きに物足りなさは感じてしまうのですが、中身も含めて何も問題はありませんので。全然、悪くありませんよ。
――3歳秋以来の休み明けになるが、成長した部分は感じるか
浜中 大きく変わった印象はありませんね。いい意味で変わらずといった感じです。もともと、完成度の高い馬ではありますが、心身両面でこれからまだ良くなる余地を残していると思っています。
――前走のGⅠスプリンターズS(5着)を振り返って
浜中 安全に乗ったかなという気持ちです。結果論ですが…。内の馬たちが伸びていましたからね。外を回る形が最後の差になったと思います。大きく負けたわけではありませんし、まだ3歳でしたからね。悲観する内容ではありません。
――今回は初めての中京コースになるが
浜中 やってみないと分からない部分はありますけど、普段の(調教の)感じから問題があるとは思えません。手前をきれいに替えますから。
――好メンバーが集まります。最後に見通しを
浜中 ここでいい競馬をして、本番(高松宮記念)につなげたいですね。今年、良くなるだろうなと考えているウインマーベル、トウシンマカオとの力量差も、ここで分かるでしょう。できれば良馬場で競馬をしたいです。
著者:東スポ競馬編集部