万全のデキで大一番へ向かうパンサラッサ(右)

 GⅠサウジカップ(25日=キングアブドゥルアジーズ競馬場、ダート1800メートル)に出走するパンサラッサ(牡6・矢作)は24日朝、同厩でGⅢサウジダービー(ダート1600メートル)に出走するコンティノワール(牡3)とともにメイントラック(ダート)入り。気合乗りを前面に出し、主催者公式サイトでも〝The Mighty(強大な)〟と紹介されており、名うての個性派が異国の地でも貫録を漂わせている。

 矢作調教師は「全てが計画通りに進んでいます。とてもいいコンディションをしているし、とても満足しています。周りの馬も速いけど、パンサラッサらしい競馬をして結果が伴えば」と絶好調をアピール。

 実績のないダート戦については、「今朝(24日)は乗り手にキャンターの最中にダートの感触をしっかりつかむよう指示を出しましたが、非常にいい動きに見えました。今夜はダートコースでレースがどのように行われるかを見て、馬場の状態を再確認したい」と最後まで対策に余念がなかった。

 こちらは〝ハットマン(帽子の男)〟として世界に名をとどろかせる名トレーナー。サウジカップデーには同馬を筆頭に管理馬が計4頭スタンバイしており、今年も中東でその手腕が再び旋風を巻き起こすか、大いにに注目が集まる。

著者:東スポ競馬編集部