スピード感十分の走りを見せたドゥーラ

チューリップ賞2023

[GⅡチューリップ賞(桜花賞トライアル)=2023年3月4日(土曜)阪神競馬場、芝外1600メートル]

<栗東>ドゥーラの前走(阪神JF)は休み明けの影響かゲートがひと息。それでもラストは最速の上がりを使って0秒7差6着と見せ場をつくった。反撃に向けて中間の調整は上々。22日の1週前追いではウッド6ハロン79・3秒の自己ベストをマークしてみせた。

 総仕上げは坂路で単走。先週しっかり負荷を掛けているため、強い調教はもう必要ない。たっぷりお釣りを残しながら、数字(4ハロン54・4―12・2秒)以上のスピード感で駆け上がり、23年の好発進へ万全のフィニッシュを決めた。

 高橋康調教師は「今朝はのびのびと走らせるイメージで。時計も予定通り。体重も前走と同じくらいになるのでは。今後に向けて、今回どういうレースができるか」。春の大舞台を見据えつつ、好勝負を期待する口ぶりだった。

著者:東スポ競馬編集部