連勝中アーテルアストレアが初重賞制覇へ虎視眈々!

エンプレス杯2023

[JpnⅡエンプレス杯=2023年3月1日(水曜)川崎競馬場、ダート2100メートル]

 グランブリッジ(新谷)、ヴァレーデラルナ(藤原)の2強に待ったをかけるのがJRA〝第3の4歳馬〟アーテルアストレア(橋口)。場数を踏んでいる同期とは違ってここが重賞初挑戦となるが、それだけにどれだけやれるかという楽しみも大きい。〝飛躍〟の期待を寄せている橋口厩舎の番頭格・山手助手に意気込みを聞いた。

 ――2連勝で前走の3勝クラス・遠州灘Sを勝利しました

 山手 強かったですね。強い馬をマークして運んで、ラストは素晴らしい末脚を見せてくれました。

 ――勝った後の調整過程は

 山手 在厩で調整しています。普段の様子を見ても、変わりなく状態は良さそうですよ。

 ――今回も得意の左回りです

 山手 右手前で少し力むところがある分、道中は左手前で走れ、直線を向いてから右手前でグッとくる左回りが合っているんです。コーナリングもスムーズだし、最後の切れも違いますね。

 ――距離が2100メートルに延びます

 山手 今までの競馬ぶり、ここ2走の勝ち方を見る限り大丈夫でしょう。むしろ向くんじゃないかな。地方の力の要る馬場も合うと思うし、心配していないですよ。

 ――最後に意気込みを

 山手 決め手は非凡なものがあるし、上を目指していける馬だと思う。ここで結果を出して、さらに飛躍していきたいですね。

著者:東スポ競馬編集部