【チューリップ賞・追い切り】紅梅Ｓ覇者ダルエスサラームは抜群の伸びでラスト１２・０秒　高野調教師「重賞メンバーに入っても楽しみ」

チューリップ賞2023

［ＧⅡチューリップ賞（桜花賞トライアル）＝２０２３年３月４日（土曜）阪神競馬場、芝外１６００メートル］

〈栗東〉リステッド・紅梅Ｓを制し勢いに乗るダルエスサラームの最終追いは、今回から新コンビを組む幸を背に坂路で単走追い。前の併せ馬を目標に前半はリズム重視の走り。残り２ハロンを過ぎたところから追いだすと一気に加速してラスト１ハロン１２・０秒（４ハロン５３・１秒）と抜群の伸びでフィニッシュした。一戦ごとに動きに迫力が出てデビュー以来一番というデキに仕上がった。

「今朝は単走でスッと反応ができていい動きでした。人間を信頼してくれて、競馬に行っても穏やかなタイプ。競馬力があるし、重賞メンバーに入っても楽しみはあります」と高野調教師。

　前走の紅梅Ｓは外へモタれて他馬に迷惑をかけてしまったが、荒削りながらも差し切るあたりは相当な能力を秘めている。前回の課題を克服しつつ、ここでいい競馬ができればより本番での期待が持てるはずだ。

著者：東スポ競馬編集部